今回はMTGAにて私が特にハマっており、このブログでもメインで扱っていこうと考えている「リミテッド」について紹介するとともに、その魅力を語っていきたいと思います。
MTGにおけるリミテッド
Limited
【limited】
limitの過去・過去分詞形
▽限られた、有限の、わずかな、狭い・・・
この単語に込められた意味はこうですが、マジックにおいても日本語に訳される場合は「限定戦」などとされる通り、限られたカードプール(カードの束)からデッキを組んで戦うフォーマットのことを言います。
構築があらかじめ用意したカードから自由に選択してデッキを構築するのに対し、リミテッドは未開封のパックから出てきたカードと任意の枚数の基本土地カードのみを使ってその場でデッキを構築しゲームを行う。
自分が開封したパックのカードのみを使用する「シールド」、一定のルールに基づいてカードをやり取りして自分が使うカードを決定する「ブースター・ドラフト」「ロチェスター・ドラフト」が認定されている。
多人数戦のリミテッドのトーナメントは、双頭巨人戦のみが2005年10月1日から認定されている。認定されている形式はシールドのみである。
MTG wikiより
この遊び方を知った時は本当に衝撃を受けました。
当時中学生だった私には
『カードゲーム』=『強いカードを持っている方が勝つゲーム』
だと思い込んできたからです。
※今ではこれがリミテッド以外にも当てはまらないと思っていますが・・
その場で限られたカードの中から知恵を振り絞って組み上げたデッキで戦うというゲーム方法に、(当時、お金がなくて強いカードを手に入れられなかった私にとって)「なんて平等なんだ!?」と感動しました。
続いてそんな自分の中のカードゲームの常識を覆した遊び方の中でも特にメジャーな2種類のゲーム方法を紹介していきます。
シールド
未開封のパックを6パック開封し、そこから出たカードと無制限に入れられる基本土地のみで40枚以上のデッキを構築し対戦します。
自分で引いたパックのカードしか使えないため、後述するドラフトと比べると運要素が若干強くなります。
とは言っても(FOILや両面カードのような特殊カードを除いて)レア6枚・アンコモン18枚・コモン66枚という部分は平等であり、色選択やその大多数を占めるコモンをいかにデッキに組み込むかというデッキ構築部分で腕に差が出るようです。
日本を代表するトッププレイヤー八十岡翔太氏も“特にシールド戦なんかは盤面やマリガンの判断だけでなく、デッキ構築の基礎力もつくからね。一番基礎力の差が出る環境だと思うよ、シールド戦は。”とのコメントを過去に残しています。
参考記事
mtg-jp.com
また、マジックフェスト(MF)内で行われるグランプリ(GP)でのフォーマットがリミテッドの場合、初日は必ずこのシールドで対戦が行われ、錚々たるトッププレイヤー達は2日目までほぼ残っています。(とはいえ多少は運に抗えない部分もあるようですが)
要するに、マジックの基礎力を鍛えるためには持ってこいのフォーマットで、私のような初心者がコツコツと頑張っていくべきフォーマットであります。
ドラフト
未開封のブースターパックを1人3つずつ持ち、全員が指定されたパックを1つ開封し、そのうちの1枚を取り(これをドラフト、あるいはピックという)、残りのカードは伏せたまま隣のプレイヤーに渡す。その後、「回ってきたカードから1枚取って、残りを隣に渡す」を繰り返し、パックのすべてのカードを全員がドラフトするまで続ける。
私ロジコスはこのドラフトという遊び方が一番好きなのです。
上に書いたシールドは自分で開いたパックしか使えないので運による偏りは多少ありますが、このドラフトはみんなで3*人数分のパックを共有してその中で自分のデッキを組み上げていくからです。
多少は座席による偏りはあるものの、空いている色を見極めたり、下家(自分の後にカードをピックする位置)に座っている人に特定の色を流したり流されたりして協調していったり、実際の対戦の前にもう既に対戦が始まっているといっても過言ではありません。
※実際ピックだけでお腹いっぱいで満足しちゃうことも多々あります。
そしてこちらもシールドと同様にピック部分だけでなく、実際の対戦中もコンバット(戦闘)においてかなり複雑な状況が生まれやすくなるため、マジックの基礎力を身に付けることができるのです。
まとめ
こうやってマジックにおける2つのリミテッドの遊び方について書かせてもらいましたが、リミテッドはどちらも共通して『マジックの基礎力がつく』ものとして初心者を卒業するために避けては通れない道なのです。
このブログのコンセプトに沿って言うと
『負け甲斐があるっ!!』
ということなんです。
いわばMTGにおける基礎体力・持久力をつけるための筋トレ・走り込みだと思ってしっかり自らを追い込んで行こうと思っています。
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